TRPGについて語る人

自分はせこせことTRPGをやってきたので、パソコン通信のころの議論とか、今のネットでの議論もようしらんです。最近、ちょこちょこ色々TRPGについて語っているページとか見るようになったわけです。
んで、色々と語っている人がいるんだなあとホント思います。

前置きはそれぐらいにして、次のようなコラムがありました。

RPGコラム 『うがつもの』: 嘆きの碩学世代2009

老人の繰り言ですか?

かつてはデザイナーのデザインを上回らんと志すコアゲーマーがシステムや世界観を改造・補完し、デザイナーが示したままよりも面白いゲームを提供しようと躍起になったものです。ですが、今のTRPGはそれほど野心的な層を飼う必要などない業界になっています。

こういうことを言う人は、そのジャンルに新しく入ってくる人をどっぴきさせるだけです。

あと、いくつか読んだ中でもう一つあげると、
RPGコラム 『うがつもの』: ミニチュアウォーゲームからTRPGになるまでの間にあったゲーム要素の転換
なんかは、MWGで頭の中がかたまった人がTRPGを語るとこうなるのね、と思った次第です。

陣取りゲームの遊び手は犠牲を厭わないのです。

そりゃそうでしょう。
犠牲になるのは「自分」じゃないもの。
MWGにしてもチェスや将棋にしても「おまえら隣町の組にかちこみかけて、組長のタマとってこいや」って言える立場の人間のゲームで、TPRGは他の組にかちこみかけにゃならん組員の立場のゲームです。立場がこれだけ違うタイプのゲームで「犠牲を厭わない」って、それはちょっと並べて考えるのはおかしかありませんか?という話です。
MWGも駒が意志持ってたら『真夜中の戦士』*1のアンドロイド火鳥ジュンのように「きさまなんかに将棋のコマにされた者の心が! わかってたまるか〜っ!」って言うかもしれませんよ?

*1:永井豪の漫画。