ルールで気になるところを中心に

『シャドウフェル城の影』をプレイしたときに気になったことや、興味のある部分を中心にPHBを拾い読みしての感想や覚え書き。

本のコピーについて。
『シャドウフェル城の影』に関しては、p21に記述がある。かなり制限付きでコピーを許している。
ラウンドとターン
ラウンドが大きなくくり。ラウンドのなかに、それぞれの戦闘参加者のターンがある。1ラウンド=6秒。(6秒のなかで全戦闘参加者の行動が解決されると考えると、参加者数が多いときに、なんかすごいものを想像するが、ゲーム的に順番に解決しているだけのことだ。SW、SW2.0は、1ラウンド=10秒。GURPSは1ラウンド=1秒。ゲームによっていろいろだな。)
不意打ちラウンド
以前、『シャドウフェル城の影』で遊んだときに不意打ちラウンドを処理した。そのときはルールを読み飛ばしてた。通常のターンと違って、できるアクションは一つだけ(アクションポイントも使えない)。『シャドウフェル城の影』p4。PHB、p267。アクションポイントに関してはPHB、p288。
イニシアチブ
行動を遅らせるものとして、アクションの待機(PHB、p286)と行動の遅延(PHB、p289)というのがある。どちらも『シャドウフェル城の影』には書いていない。処理が面倒な部分、理解しづらい部分があるので、『シャドウフェル城の影』に書かなかったのは正解だと思う。
遭遇の終了
「その後、勝利した側が小休憩か大休憩をとって、その遭遇は終了する。」(PHB、p267)。『シャドウフェル城の影』にも、そういう記述はあるが、すっとばしてた。ただ、この記述は戦闘終了後に遭遇毎パワーが回復しますよってことを言いたいんだろうな、と思う。戦闘終わって、大休憩とって戦闘遭遇終了なんてのは、なんか変だし、小休憩とて必ずできるとも限らない(連戦以外にもそういう状況はありそう)。それだとあんまりなんで、次の戦闘遭遇では、遭遇毎パワーやアクションポイントを使えるようになってますよ、ってことを言いたいんじゃないかね。ホントに連戦のときに遭遇毎パワーやらは回復しなさそうだが……。それはマスター裁量? どっかに記述あるかな?
追記(2009/03/08)
DMG、p41に記述があった。小休憩や大休憩なしに進んだ場合、次の遭遇が起きたら先のものとあわせて一つの遭遇としてあつかうようだ。遭遇毎パワーなんかは使っていたら、当然使えない。アクションポイントも同様に使えない。
小休憩、大休憩
PHB、p263。
寝ている仲間を起こす
叫ぶ(フリーアクション)か、揺さぶる(標準アクション)か。……これは叫ぶよね。起きろと叫んで起こす方は、難易度あげるとかしないとバランスとれないような、とも思ったけど、寝てる仲間起こすだけで、ごちゃごちゃ考えるのも面倒くさいよね。
経験値
均等割。『シャドウフェル城の影』p21にも記述があった。前『シャドウフェル城の影』を遊んだ時は「どっかで、経験値は人数で割るみたいな記述を見たけど、すぐにはわかんねえ」と悩んだ記憶あり。
判定
判定結果は目標以上で成功となる。SW2.0だと受け有利。D&D 4eは攻め有利。(こういう書き方は、ちょっと違うかもしれんが)
モンスター名の判定
『シャドウフェル城の影』をプレイしたとき、モンスター名はわかっているものとしたけど(どういう能力かは不明)、フレーバーテキスト読んでても、モンスター名は判定しないとわからないんだろうなあ〜なんて思った。PHBのp180にモンスター知識判定に関する記述がある。成功度合いによって、得られる情報が異なる。モンスター知識判定に関する技能は「異形」起源だったら、<地下探検>というふうに判定に使うものが違う。
範囲攻撃
範囲攻撃の処理がなんかよくわからないところがあったが、PHBだと図解入り。見てすぐに、なるほどと思えるのはありがたい。
攻撃
判定に関わるのはAC、頑健、反応、意志である。
接敵面と移動終了
敵が無防備状態の場合は接敵面(敵が占めるマス目)で移動を終了することができるとある。ただ、次のラウンドに敵が無防備状態じゃなくなったらどう判定するの? はじかれるの? 無防備状態は通常、気絶状態によって生じるから、「気絶状態になる→(不可能でない限り)伏せ状態となる」ということで、無防備状態から回復(気絶状態から回復)したら、立ち上がらないといけないってことなんだろう。んで、「立ち上がり」(p290)の処理をすることになる、と。
アクションポイント
『シャドウフェル城の影』の使い方って、どこかに説明ってあったっけ?と思ったら、p5にあった。ほんとにざっとしか読んでなかったな。PHBだと、p288。
PHB、p282
接敵面の説明のところ。同じページで、デス・ティタンとデス・タイタンの表記の揺れがある。
シャドウフェル
技能<魔法学>のところに次元界云々で「元素の渾沌、フェイワイルド、シャドウフェル」って記述があるな(PHB、p189)。シャドウフェルってなんか特別な意味があったのね。と、思ったらデーモン・プリンス、オルクスの城があるのがシャドウフェルって次元界なのね。『シャドウフェル城の影』って題名自体が、何が脅威となっているのか、ネタバレを含んでいるのか。まあ、『シャドウフェル城の影』裏表紙に書いてある程度のことだけどな。