厨房的アプローチ

http://d.hatena.ne.jp/D16/20090511/p2
最後の方の話も興味深いんだけど、D&Dのなかの厨房的アプローチの話に、うんうんとうなずくことしきり。

 重厚なファンタジー世界を指向しているなら、基本クラスにモンクはいねえ。とか、
 クイーンズブレイドの前から、ビキニアーマーエルモアが完成させてる。とか、
 まともなファンタジー世界のモンスターマニュアルにゴジラやサンダやガイラやモスラガメラやガイバーやオーラバトラーのデータ載せてるのはどうなんだ、とか。
 一時期デザイナーがソウルキャリバーに狂ってた影響が、Tome of Battle以降のサプリに見られまして、とか。

DnD 4e以前は簡単な知識しか持ってなくて、基本4eの知識しかないんだけれども、上の話はああそういうことあるだろうなあと、思ってみたり。
4eのPHBとか読んでても、神様にバハムートとティアマットはねえだろ、とか、モンスターマニュアルに掲載されているモンスターのチャンポンぶり(色んな神話から持ってきました〜。オリジナルもありよ〜みたいな)に、おいおいと苦笑したりするわけです。ウォーロックの星の契約なんて、クトゥルフじゃねえのか?と思ってみたりも。まあ、さまざまな次元界という設定があるので、その手のチャンポンぶりなんかも、まあ、ありだよなと思えるわけなんだけど、昔のDnDって今のなんて比べもんにならないぐらいすごかったんだなあ。
古いモンスターマニュアル、今でも入手できるんだったら買ってみたいな〜なんて思ってしまった。
プレイに使うことはないだろうけど、話のネタになりそう。

ちなみに、最初は上の記事にあるような、正統派としてのDnDに過剰な期待みたいなもの持っていた。けど……、ルールブック読んでて、期待感は、すぐにぶっ壊れた。変なイメージもって遊ぶより、おいおいこれなんだよって笑って突っ込み入れながら遊ぶのが楽しかろうと思うし、DnDのなかにある、すげーごった煮感というかチャンポン感、結構好き。4eでも上のぐらい強烈なネタ満載のサプリ出てこないかなあ、なんて思う。
http://www.wizards.com/default.asp?x=dnd/drfe/20090508
の記事のイラストみたいな爆笑モノのネタ満載のやつ(全部読んでないけど、Dragon誌の記事自体はまじめなもの。念のため。イラストは爆笑ものだけど)。

D&Dは三〇年近くアメリカの趣味人が自分の厨房的ロマンを反映した代物であり、我々の思い描く厨房的アプローチはだいたい通過している。

国は違えど、人のやることは変わらず。(笑)