視線と遮蔽

(追記、2009/07/14)6月末に遊びながらルールの確認してたら、証明責任云々の話は追加ルールだった。様々な間違いに躓いてる。そこそこ理解できる日はいつの日か。(追記終了)
(追記、2009/05/19)DMG読んでて、近接攻撃での遮蔽は防御側に証明責任、遠隔攻撃での遮蔽は攻撃側に証明責任という記述について自分が理解していないかったことに気づいたので、追記いろいろしたんだけれども、文章がきちんと投稿されなくて消えてしまった……。ショック……。
とりあえず、下に書いたものは線を引き始める頂点として攻撃側が自分に有利な頂点をえらべる遠隔攻撃では成り立つけれども、防御側が頂点を選んで遮蔽について証明する近接攻撃では成り立たないものが多い。いずれきちんと書き直したい。(追記終了)

視線*1を考えるときと、遮蔽の有無を判別するときとで、マス目の頂点から引く線の扱いが異なる(効果線*2は視線と近いんだけど、ここでは考えない)。視線はPHB p273-274、遮蔽の有無の判別はPHB p280。
そのあたりの話をきちんと読んでいなくて視線と遮蔽の有無の判別に関してかなり混乱した。
下のように考えたらいいのだろうな、と思う。
以下、"■"は壁などのマス目を埋め尽くす障害物、"□"は特に何もないところ。

視線

視線を考えるときは線が障害物(壁など)を通過したり、接触していてはいけない。障害物の辺に沿う線は無効である。

□A
■■
□B

Aのマス目の頂点のどこからBのマス目に線を引いても、有効な線は1本もない。視線を考えるときは、障害物の辺に沿う線は無効である。
AからBは見えない。

■■A
□B■

Aの左下の頂点とBの右上の頂点に線を引いたと考えると(同じ頂点だけど、あくまで仮定として)、Aの左下の頂点とBの右上の頂点は障害物に触れている。
Aのマス目の頂点のどこからBのマス目に線を引いても、有効な線は1本もない。
AからBは見えない。

遮蔽

遮蔽を考えるときは、障害物の辺に沿う線は無効にはならない(『その線が障害物や敵のマス目の辺にそって引かれている場合には、阻まれているとは見なさない』,PHB,p289.)。

■■A
□B□

Aの左下の頂点からBのマス目の各頂点に線を引くと、どれも障害物に遮られない。
遮蔽を考えるときは、障害物の辺に沿う線は許される。
Aの左下の頂点とBの左上の頂点は、障害物の辺に沿うものなので許される。
接触していたら阻まれていると見なす視線と違い、Aの左下の頂点とBの右上の頂点は阻まれていると見なされない(Aの左下の頂点とBの左上の頂点の線が問題なくて、Aの左下の頂点とBの右上の頂点がダメというのはないだろう。)
Aに対してBは遮蔽を得ていない。

同様に、Bに対してAは遮蔽を得ていない。

■■A
B□□

遮蔽を考えるときは、障害物の辺に沿う線は許される。Aの左下の頂点からBの各頂点に引いた線4本、すべて問題ない。
Aに対してBは遮蔽を得ていない。

BからAに遮蔽を考えると、Bの頂点からAのマス目の各頂点に線を引くと、どこから引いてもAの左にある障害物に線が遮られる。
Bに対してAは遮蔽を得ている。

*1:"line of sight"

*2:"line of effect"